
昨年12月、それまで草刈りで管理されていた道に除草剤が散布されました。
約2か月後、法面の一部が崩れおちて道路に転がっていました。
先月また除草剤と思われる薬剤を散布されてしまい落石が露出したところを撮影しましたが、崩落した部分が判りにくい画像で申し訳ございません。
もちろん「住宅地等における農薬使用について」を違反しており、この件はそのうちアップしたいと思います。
画像のように、法面に生えた植物が枯死してしまうと、根の食い込んでいた岩が崩れてしまうことがあるようです。
植物の根は、力強く岩の隙間にも入り込んで成長します。
木の根の成長とともにアスファルトが持ち上がって、ガタガタになった道路を多くの人が知っていると思います。
オオイタビの方言イシマキも、「石が負ける」という意味だそうで、、植物の力からすれば岩など大した問題ではないようです。
ましてや人類の建造物などママゴト同然です。
その強い力で土や岩を抱え込んで強固な法面を作っているので、安易に枯らしてしまうのはとても危険なことだと思います。
特にグリホサート系除草剤を斜面に散布される方は十分に気を付けて、農林水産省や環境省の通達「住宅地等における農薬使用について」をよく理解し、正しい散布をお願いいたします。沖縄県内であれば「除草剤安全使用マニュアル」も守っていただきますようお願いします。
法面だからこの程度で済みますが、もし崖など高い斜面に除草剤散布を発見した場合は、念のため落石や土砂崩れなど注意しておいた方が良いかもしれません。
参考
関連記事(2020/12/17追加)
法面の土砂流出 除草剤にまつわる
https://josouzaigoenryokudasai.ti-da.net/e11770218.html