アカショウビン 初鳴初見観測2025

4月18日夕方、本部町でアカショウビンの初鳴きを観測しました。
草刈りメンバーも同じころに聞いたと言っていたので、今年の初鳴き観測の精度は少し高いかもしれません。
この日は午後に雨がやみ日が差してきました。
本部町では北風が吹いたりして春らしくない日に初鳴きを聞くことが多いです。

この冬から春の生き物
例年と比べるとこの春は全体的に季節が遅いようです。
庭のネジバナ、コメツブウマゴヤシなど野草も花を咲かせるのが2,3週間ほど遅かったです。現在ネジバナの花は終わるところですが、コメツブウマゴヤシともに数は多かったです。
そんな中マイペースで咲いていたのはアカボシタツナミソウでした、どちらかというと冬の花なので、むしろ春が遅い方が良いのかもしれません。
アカボシタツナミソウ

もう花も終わりですが、ずいぶん前に道路工事予定地から救出して庭に移植したものです。

近所の茂みでツルヒヨドリを初めて見つけました。まだ小さかったので根ごと引っこ抜いて燃えるゴミとして捨てました。いよいよ本部町内の身近な場所でも増え始めているようで心配です。
既存の自然の劣化も原因の一つではないかと思っています。
腸内細菌から大自然の生態系まで共通して言えるのは、元の生態系が弱ると免疫力や防御力は下がり、ウイルスや外来種などの侵入を容易に許してしまうことです。

ツルヒヨドリの駆除に除草剤を散布したという話を聞きますが、ツルヒヨドリは強い雑草なので、除草剤を撒けばツルヒヨドリより先に他の野草が死滅します。最初は駆除できたつもりになっていても、主剤グリホサートは半減で数カ月、10分の1以下になるまで数年間土壌は汚染され、競争相手となる在来の野草も駆除しやすい弱い順から姿を消し、最終的には最も駆除が難しいツルヒヨドリ天国になることも考えられると思います。
ちなみにラウンドアップの場合、主剤グリホサートは48%ですが、残り52%は秘密でも法律的には問題が無いので、主剤以外の界面活性剤などの残留や毒性は全く考慮されずに「安全」とされています。政府は科学的根拠という言葉を使いますが、これでは科学的ではなく、法律的根拠です。。
とりあえず、現在グリホサート系除草剤が盛んに使用されていますが、グリホサート系除草剤の特徴から考えて、すぐ花をつけ種での繁殖力の強い植物の駆除には不向きなので、今後さらにツルヒヨドリだけでなく、センダングサ、アメリカフウロなども増えやすくなるのではないかと思います。

鳥類は
セキレイ、シロハラ、シジュウカラ、ツバメがやや多かったです。前回の記事に書きましたが、サシバが減ったせいでしょうか、冬から元気に飛び回っています。
シマキンパラ(アミハラ)は同じ個体でしょうか、コンスタントに2羽いました。
1度だけですが、ルリビタキのような青い鳥を見ました。

昆虫は例年通りに居ることは居るのですが、、春が遅いせいでしょうか、全体的にまだ少ないようで、種類もあまり多くは見ていません。
多い
ヒイロトゲナシケバエ
少ない
モンシロチョウ、シロオビアゲハ、アオタテハモドキ、クロツバメ(蛾)、ガガンボの仲間


<過去のデータ>
アカショウビン
2025・4・18
2024・4・6
2023・4・11
2022・4.22
2021・4・10
2020・4・24
2019・4・6
2018・4・15
2017・4・14
2016
2015・4・19


サシバ
2024・10・1
2023・10・6
2022・10・3
2021・9・29
2020・10・1
2019・10・5
2018・9・25
2017・10・2
2016
2015・10・5

クロイワツクツク
2024・8・26
2023・9・5
2022・8・25
2021・8・25
2020・9・2
2019
2018・8・31
2017・9・18

オオシマゼミ
2024・5・23
2023
2022・6・1
2021・6・8
2020・6・5

クロイワゼミ
2024・4・30
2023・5・24
2022・5・19
2021・5・20
2020・5・27
2019・5・29



同じカテゴリー(初鳴初見観測)の記事
2024~2025サシバ越冬
2024~2025サシバ越冬(2025-04-18 15:24)

2023~2024サシバ越冬
2023~2024サシバ越冬(2024-04-28 16:25)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。