
道路だの他人の土地ばかり草刈りして自宅の庭はほぼ放置状態ですが、この秋、カボチャが採れています。
今回は画像も季節にマッチしており冴えております。
家庭菜園だし換金するでもないので種苗法ジーメンは来ないですが、知人と物々交換しています。時代はキャッシュレスだそうです。
このカボチャは、庭に捨てた生ごみから勝手に生えてきて「あ、カボチャが生えてきたなぁ」と思ったままそれきり、水やりも受粉も何もしておらず、何本生えているのかも分かりません。
一時は狂暴化してハイビスカスやレモンにも襲いかかり、クリスマス飾りのごとく若い実をぶら下げていたのを、外したくらいで・・・自然栽培というより、もう栽培放棄状態です。
シロオビアゲハとミツバチ、ホシホウジャクなどが受粉してくれているようで、気づいたら沢山できており、すでに10個以上取れました。あと5,6個は行けそうです。
肥料らしきものは一切入れたことがなく、優占種のチャボウシノシッペイを時々刈り取っては下草に使っています。
あとは野菜クズや卵の殻など生ごみを埋めているくらいで、ゴーヤー、マイクロトマト、カボチャ、パパイヤなら勝手に生えてきます。
もう少し庭の手入れをしたらもっといろいろ作れそうです。
素晴らしき生ごみパワー。
すべてが過酷な競争のなかでバランスをとって循環している自然から受けられる恩恵はほぼ無限なので、無農薬生ごみも手に入ると考えたら多少高くてもオーガニック野菜を選ぶ価値はあると思います。
民営化やTPP、種子法種苗法廃止など、次々と切り売りされていく日本で生き残るには、「余程カネを持っているか、余程カネを使わないで生きてゆくかのどちらかだ」と聞いたことがありますが、金融ショックやコロナウイルスなど事あるごとに赤字国債を乱発し、麻薬のごとく新しくお札を刷っては通貨の価値を下げてしまうのが、今の資本主義の限界だと思います。
お金の価値が下がってしまったら、頑張って貯めた預貯金も実質値下がりです。消費税増税は、貯金・給料の減額を意味します。
やはり「カネを使わないで生きてゆく」に勝機があるように感じます。
どちらにしても健康は買うことができないので、無関心栽培にならぬよう無農薬・無肥料のネタを、タネを増やしていきたいと思います。