アリの大群、、地震の前触れ?

アリの大群、、地震の前触れ?
この春、アリが異常に多いです。というか、画像を拡大し過ぎました、ピンボケで申し訳ありません。これはトビイロケアリと言うのでしょうか、、木材を食い破って巣を作ってしまう黒っぽいアリです。

以前から、この季節に家屋に侵入してきましたが、今年はレベルが違います。
3月半ば頃からキッチンで時々見かけましたが、すぐに居なくなると思い、侵入ルートも確認せず甘く見ていました。しかし4月になって気温が上がる頃にはエサもないのに室内に行列ができてしまい、調べてみたら建物の周りを一周すべてアリに囲まれており、外壁に何本も行列ができて、壁の隙間や窓、屋外コンセントから侵入しまくっていました。
配電盤やコンセントからアリがワラワラでてくるのは結構ホラーです。
合計7か所から大群に侵入されてしまい、特にキッチンと玄関周辺は大変なことになりました。コンセントなど配線回りはアリが原因で電気火災が起きることもあり大変危険です。
シンク下の収納だけは普段からヒラタゴキブリ対策としてハッカ油を使っているお陰でほとんど侵入されず助かりました。
1か月以上かけてやっと屋内への侵入を食い止めましたが、まだ油断すると外壁に上がってちょっとした隙間に潜り込んできます。キッチンには水道管を伝って時折数匹出てくるので、アリメツを仕掛けたままです、床下のどこかに営巣されて卵や繭が残っているのだと思います。
もう1か月くらいは注意深く観察しようと思います。
アリの大群、、地震の前触れ?
上の画像はアルミサッシの隙間に潜入された時にアリメツを仕掛けたところです。
アリ退治にはホウ酸を使ったアリメツという誘因型の殺蟻剤を使っています。ホウ酸と砂糖があればご家庭でも作ることができます。どのアリにもよく効くので、暇を見て別の記事で紹介をしてみようかと思っています。

殺虫剤の中には有機リン系のものや、EUで禁止されているフィプロニルが入ったものもあります。その他にも「天然成分だから安心、ペットが居ても使えます」と書いてあっても「ペットを近づけないようにしてください」と残念な注意書きがあったりします。身近に入手できる殺虫剤を使う前にアリメツをお試し頂けたらと思います。
いずれにしても、アリが減ればもっと困った害虫が増える可能性が高まりますので、必要最低限で使用してください。
余談ですが、カシワマイマイの幼虫も例年に比べてとても多いです。毒はなくても凶悪なビジュアルなので見たい方だけ、、クリックしてください。
アリの大群、、地震の前触れ?


アリと地震の関係、宏観異常現象
それにしても、今年のアリは多いだけでなく、やたら上へ上へと向かってきます。
ネットで調べても、蟻の大群と地震の関係はあまり報告がないようですが、例年と比べて今年の様子は少し異常だと感じました。話を聞くとウチだけではなく、種類もトビイロケアリのようです。皆様の所はいかがでしょうか?
大地震や津波の前兆ではないかと気になったので、最近地震の多い沖縄本島北西沖の地震を少し調べてみました。

沖縄本島北西沖
2022 47回 5月15日現在
2021  2回
2020 10回
2019  2回
2018  1回
2017  4回
2016  5回
2015  2回
2014  5回
2013  2回
2012  1回
2011  3回

ご覧の通り、今年は沖縄本島北西沖の地震が多発しています。
3月には地震調査委員会も「南西諸島周辺でマグニチュード(M)8の巨大地震が起きる可能性がある」と発表しています。
Yahoo!ニュース 2022年3月26日
沖縄でM8巨大地震の可能性 政府調査委が長期評価 与那国周辺ではM7級「30年以内に90%以上」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d76d3428430daae85421c6f8a099a428c687c8ac

ちなみに、2020年も10回と多く、5月頃はウチの外壁一面に毎日ヤンバルトサカヤスデが大量に張り付いて気味が悪かったです。
2020年6月には、地震について琉球新報の記事がありました
琉球新報 2020年6月16日 沖縄周辺で相次ぐ地震、なぜ? 沖縄気象台「関連する地震ではない」
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1139490.html

2020年も今年も、既に地震が多発していて異常事態と言える状況なので、地震の前兆とは言わないかもしれません。
しかし大地の中では人知れず何かが起きているのかもしれませんし、最近の沖縄県周辺の地震回数の多さから地殻変動が活発であることには違いありません。

一般に大地震の前兆と言われる生物や自然現象の異常を、宏観(こうかん)異常現象と言いますが、科学的な実証はされておらず公的には認められていません。
それも当然のことで、地球誕生から続く地震の歴史に比べたら、地震研究の歴史はほぼ0に等しい時間とデータしか持ち合わせておらず、地震予測が可能であるのか?さえも断定できないのが現実です。

にもかかわらず、現代は科学技術の発展が目覚ましく、何事も因果律に沿って考えることが常識です。実際にその恩恵を私たち誰もが受けているせいで、「原因→結果」と単純化することで、科学的根拠に基づいて答えが分かった!ような気分になってしまいます。
それゆえ、宏観異常現象など未知の物事を「気のせい」「迷信」「非科学的」と切り捨ててしまう傾向が強いですが、その切り捨てる態度こそ非科学的な態度といえます。

「宏観異常現象=大地震の前兆」ではなく、
「大地震の前兆として宏観異常現象が起きる場合もある、その異常に人間が気づかない場合もある」

と考えたほうが良さそうです。
答えがはっきりせず居心地が悪いかもしれませんが、私たちの意思やテクノロジーで巨大地震を止めることはできません。起きるか起きないか?を考えるよりも、日ごろから出来る範囲で備えをしておくことが大切だといえます。
自然の出来事に対して興味を持ち、建設的に受け止め、宏観異常現象が防災意識の向上や、備えのきっかけになったら良いと思います。
非常持ち出し袋や、水・食糧の備蓄、家具の固定はお金がかかりますが、被災時の家族との待ち合わせ場所や、災害用伝言ダイヤルの使い方、公民館や学校など避難所まで複数のルートの確認、廊下や階段など通路には物を置かない、、、などはタダで出来ることもあります。私もできることはやっておこうと思います。

もしかしたら東京マグニチュード8.0というアニメがyoutubeで見られるかもしれません。
ストーリーを楽しむ以外にも被災時にとるべき行動や震災時の様子など勉強になることが沢山あるので、是非探してみてください。



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