日消連のグリホサート規制のためのライブ動画配信と鉄道会社に「除草剤を散布しないで」の声を届けようキャンペーン

日消連のグリホサート規制のためのライブ動画配信と鉄道会社に「除草剤を散布しないで」の声を届けようキャンペーン

日本消費者連盟のグリホサート規制のためのライブ動画配信予定と鉄道会社に「除草剤を散布しないで」の声を届けようキャンペーンのお知らせを書かせて頂きます。

この秋、日本消費者連盟からブックレット「グリホサート~身近な除草剤にひそむ危険」が出版され、12・8にグリホサート規制のための学習会が催されます。
youtubeにてライブ配信されますので、是非ご覧ください。

グリホサートブックレット出版記念
グリホサート規制のための院内学習会

【日時】 2020年12月8日(火)13:30~15:30
【動画配信】日消連ライブチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCO81F5n5lzOVpGK2gkS-9ig
【プログラム】
●「グリホサートをめぐる状況」天笠啓祐さん(日本消費者連盟顧問、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表)
●「グリホサートの毒性について」木村-黒田純子さん(環境脳神経科学情報センター副代表、デトックス・プロジェクト・ジャパン顧問)
●「食品と人体のグリホサート検査について」八田純人さん(農民連食品分析センター所長)
●パネルディスカッション

こちらでも何度も参考にさせて頂いている、除草剤グリホサート/「ラウンドアップ」のヒトへの発がん性と多様な毒性の木村-黒田純子さんも出演します。
ブックレットも注文したので、手元に届いたらまた改めて紹介したいと思います。

そして日本消費者連盟では
鉄道会社に「除草剤を散布しないで」の声を届けようキャンペーン
https://www.facebook.com/groups/402264637569934
というのをやっています。
鉄道会社に除草剤使用について質問状を送ったところ22社中16社は回答拒否だったそうです。
何を撒いてるかも教えてもらえないというのは、バレたらヤバいモノを使用しているのでしょうか?そこで、沿線住民や利用者をはじめ多くの方に鉄道会社に除草剤使用状況を聞いてみてほしいというキャンペーンです。

沖縄県にも遠くない将来鉄道が導入されるようですが、私の記憶では2017年に自治体として初めての除草剤を使った管理をモノレール高架下からはじめているので、鉄道の線路管理も除草剤散布は確実だと思います、それまでに線路に除草剤を使用しない慣例ができていてほしいです。

他県の除草剤散布の現状を知らないので、的外れかもしれませんが、もしも【住宅地における農薬使用について】の違反があった場合は、公的機関から鉄道会社に指導という「声」を届けてもらえる可能性もありますので、過去記事でも何度も出てきますが今一度触れさせていただきます。

▼ー▼ー▼

★【住宅地等における農薬使用について】
農林水産省・環境省から都道府県知事に通達されており、【住宅地通知】ともいわれています。各都道府県に相談窓口があります。
★適応範囲
大雑把に言って、住宅地や公園、公共施設、そこに隣接している場所などが範囲のようですが、鉄道の線路に隣接している住宅や公園もあるので、そういった場所は適応の範囲内にあると思います。
★罰則規定
ありません。
誠に残念ながら努力義務です。所詮はマナーです
とりあえずグリホサートだけでも規制して頂きたいものです。
★できること
・相談窓口を通じて、違反しているので除草剤散布をやめてほしいという声を伝えてもらったり、散布者や依頼者に【住宅地通知】を今一度確認、立ち入り指導、防除業関係者講習会や農薬危害防止講習会といった講習会への参加を求めることができる。
・農薬は危険なので、使用するにあたり看板や飛散防止などの手間をかけなければならないほど面倒なものだと相談窓口という公的機関を通じて散布者に知ってもらう
・相談窓口に違反事例や除草剤散布を心配している住人がいることを知ってもらう
・反農薬東京グループというサイトに【住宅地通知】違反の通報メールを送る。反農薬というだけに違反事例のデータはしっかりカウントしてもらえるはずです。もちろん農薬にとても詳しく、内容の充実度や信頼性は抜群です。
★よくある違反
☆事前告知の立て看板などの情報不足
・日時
・散布目的
・使用薬剤
・農薬使用者等の連絡先
いつ・誰が・何のために・何を撒くのか?
「どこで」がありませんが、これは散布箇所全てに看板が必要だということだと思います。

☆立て看板の設置時期や設置場所について
・事前に十分な時間的余裕をもって幅広く周知
「十分な時間」とは、1週間以上前と聞いたことがあります。
「幅広く周知」は曖昧ですが、逆に言えば住民の判断で「周知が足りない」ということもできそうです。線路はそれなりの長さあると思うので、散布予定地の起点と終点だけでは散布に気づかない方もいます。

☆風速
一般に農薬散布は風速3m以下(目安)です。
【住宅地通知】でも「無風又は風が弱いときに行う」とありますが、鉄道の運行時間内では列車で薬剤が舞い上がったりしないのか心配です。
ただ散布箇所の風速といっても、目に見えないので違反の通報は難しそうです。しかし明らかに薬剤が舞い上がっている状態を目撃したら論外です。その場で鉄道会社に苦情を申し入れて、その日の散布を直ちに中止してもらうべきです。もちろん通報モノです。
★登録農薬の使用
この違反はほとんどないと思います。もしくはバレません。
ラウンドアップマックスロード、ハットトリック、ダブルクラッチ、アーセナルなどは登録農薬です。
個人的な経験ですが町道に無登録農薬グリホエースを勝手に散布されたことがありました。
ちなみにグリホエースプロは登録農薬なので、ややこしいです。
★何の告知もなく除草剤が使われた様子があった場合
使用薬剤どころか何が起きたのかも判りません、無登録農薬の使用や、もしかしたら毒物の不法投棄だってないとは言えません、相談窓口に「周辺住民からの心配の声」が寄せられることは大事だと思います。それが除草剤散布と判明したら違反について追及し、立ち入り指導など要求できます。

以上、これらの違反を見つけた場合は、鉄道会社と対決しても話がこじれるかもしれませんので、お近くの相談窓口に連絡をしたほうが良いと思います。

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何にしても周辺住民からの相談が最も効果的なので、散布箇所の近隣にお住まいの方頑張っていただきたいです。
農林水産省・環境省の方が都道府県知事宛てに一生懸命作成してくれた、この【住宅地通知】では住宅地等における農薬の適正使用を推進し、人畜への被害防止や生活環境の保全を図るため、下記の事項について貴職の協力を要請する。と書いています。
税金を納めている者の管理責任を全うするためにも、農薬の適正使用が守られていないという情報提供をして被害防止や生活環境の保全に協力しましょう。

もちろん住宅地通知の違反がなくても、少しずつ解り始めてきている農薬の危険性や、現行の法律では安全性を証明できないので、心配している市民がそれなりにいることを企業や行政に理解していただきましょう。
最後になりましたが、農林水産省や相談窓口の方は丁寧な対応をしてくれますので、何か頭に来ていたとしても言葉だけでなく声色なども丁寧な態度で話を伝えてください。お互い気持ちの良いコミュニケーションを心掛ければ、次回も通報する気になれると思います。

<12・1加筆>
ちょっと気になって調べてみたのですが、鉄道会社は22社すべてSDGsに取り組まれているようです。単なるイメージアップ戦略かもしれませんが、せっかく「善いことをしたい」と宣伝しているのに、除草剤の使用は勿体ないですね、イメージダウンです。
そのへんもツッコミどころかなと思いましたので、加筆させていただきました。

少しでも何かお役に立てることはないかと書いてみましたが、期待だけさせてしまったかもしれません、申し訳ありません。
罰則規定など必殺技があったら良いのですが、、、地味に「今できること」を考えてまいりたいと思います。


参考

日本消費者連盟
https://nishoren.net/

ブックレット グリホサート~身近な除草剤にひそむ危険
https://nishoren.net/new-information/13654

日消連ライブチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCO81F5n5lzOVpGK2gkS-9ig

除草剤グリホサートの毒性 木村-黒田純子
https://www.environmental-neuroscience.info/free-papers/entry51.html

鉄道会社に「除草剤を散布しないで」の声を届けようキャンペーン
https://www.facebook.com/groups/402264637569934

住宅地等における農薬使用について
https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tekisei/jutakuti/20130426tuchi.html

都道府県における農薬の相談窓口(PDF)
https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tekisei/jutakuti/pdf/soudan_mado_2.pdf

反農薬東京グループ
http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/index2.htm

過去記事 除草剤は安全?
https://josouzaigoenryokudasai.ti-da.net/e11559502.html



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この記事へのコメント
県の農林水産課で、農薬使用指導ができるって話を被害にあった人はどれほど知ってるのか疑問です。まあ、お役所の人たちも素人で、素人が農薬使用指導してるって笑い話みたいな話ですが、沢山の方々が農薬使用指導を使うにつれて、お役所でもプロが育つと思うし、使用指導してる間、動画を撮っておくことで、何かの証拠にもなるかも。 ちなみに、県は農薬使用指導の報告書の文章を情報開示請求しなければ、文章をくれないので、それとセットで覚えておくことも重要かもしれません。って、やまさにさんの方が知ってますよね。知ったかぶりで、すいません。
Posted by 小縁 at 2021年07月26日 23:49
小緑様こんにちは。書き込みありがとうございます♪

お役所の人は選んでその部署にいるわけではないとはいえ、間違っていることを堂々と言ってしまったり微笑ましいほど何も知らない職員っていますよね、それこそ小緑様のおっしゃる通り市民が問題を持ち込まなければ育つものも育ちません。

除草剤のことで困ったことがあっても、ドリフトや事前周知の知識がなければ、撒く人の自由でどんな散布をしても文句は言えないと思い、我慢されている方は沢山いると思います。
そんな時、役所へのお問い合わせをして、それが一定数いれば、少しは職員にも知識がつくと思うのですが、現状から判断すると、困っていても相談する人はかなり少ないようですね。
これは税金を払っている私たち納税者の管理責任ですし、ブログ主としてアナウンス力のなさを思い知らされます。

情報開示請求までは考えたことがありませんでした。幸いなことに今までそこまでの被害に遭ったことはなかったもので、、。しかし動画や写真同様、文書もちゃんと記録として残しておくことは大事なことですね。貴重な情報ありがとうございます。
Posted by やまさにやまさに at 2021年07月28日 06:18
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