除草剤安全使用マニュアルについて その6 P21~P38 除草剤に関するQ&A 日本農薬工業会 おしまいに

除草剤安全使用マニュアルについて その6 P21~P38 除草剤に関するQ&A 日本農薬工業会 おしまいに


除草剤安全使用マニュアルとは
沖縄県内の国・県道の管理のため除草剤を使用するにあたり、住宅地通知など参考に沖縄県独自に作られたマニュアルです。
このシリーズ記事はマニュアルの問題点を指摘し、間違った散布を中止し、除草剤の危険性や決してエコでもコスト削減にもならないことを理解していただき、除草剤の使用廃止を求めるものです。
農薬は大変危険なものゆえ様々な遵守事項があります、散布の看板を見つけたら管轄の土木事務所や土木建築部に連絡し、除草剤の使用はやめて欲しいと伝えましょう。

その1 沖縄県の国道・県道の除草剤散布をやめてもらおう
その2 P1~P8 序章
その3 P9~P12 本編1~4
その4 P13~P18 本編5
その5 P19~P20 本編6~7
その6 P21~P38 除草剤に関するQ&A 日本農薬工業会 おしまいに
    マニュアルの目次は記事末

除草剤安全使用マニュアルについてシリーズ最終回です。今まで書いてきたことをQ&A方式にしたものなので結局同じ内容ですが、気になる所があったのでいくつか触れさせていただきます。
いままで長々とマニュアルを見てきました。2015年11月16日~12月7日に実施されたという除草剤に対する県民意識のアンケートにお答え頂いた1493件の皆様を出汁に使った除草剤散布政策のアリバイ作りに始まり、発がん性の疑いのあるラウンドアップを推奨するだけでなく、その注意事項を無視した違法の散布方法を遵守させたり、「グリホサートとラウンドアップ」、「残効性と無毒化」を区別なくゴッチャに書かれていたり、、、と農薬の知識がない人達が作成し散布している事が明らかになりました。
「結局行政なんてそんなもの」と肩をすくめる前に、「県民ご意見箱」などに苦情の1つも言っていただけたら幸いです。私たちのフィードバックがなければ当事者抜きの○○対策だけが上滑りしてしまい、せっかく払った税金も行政の頑張りも無駄になってしまいます。

それでは見てまいりましょう。

P21~P38除草剤に関するQ&A

P22 Q.1-2 除草剤はなぜ効くのでしょうか。人間や動物にも影響がありますか。
A.主に植物の光合成の阻害、植物の成長ホルモンを錯乱する等の薬剤の効果によるものです。これらは植物独自のメカニズムを利用したものであり、通常の使用では人や動物への影響はありません
今日使われている除草剤には、植物の生長や体の維持に欠かせない光合成を阻害する薬剤、植物の成長ホルモンを撹乱する薬剤、光の存在化で活性酸素を生成させる薬剤、タンパク質を構成するアミノ酸の生合成を阻害する薬剤、脂肪酸の生合成を阻害したり細胞分裂を阻害したりする薬剤などがあります。これらの作用は、植物独自のメカニズムを利用したものであり、通常の使用では、人や動物への影響はありません。また、植物に吸収されなかった除草剤は、紫外線などで分解されていきます。


説明のとおり除草剤にはさまざまな種類があります。パラコートなど自殺に使用されるものまであります。たしかに普通に使っている限り急性毒性の可能性は低いので「通常の使用では死にません」なら間違いないと思いますが、「影響がない」というのは言い過ぎです。
グリホサートが動物の腸内細菌叢に影響があることがわかっています。しかし、共生菌そのものは動物界ではなく菌界に属しているので、「人や動物への影響はありません」というのは、ある意味ウソではないかもしれません。これは「どこまでを動物とみなすか?」によって解釈が変わってしまうとても難しい問題だと思います。
多くの生物は菌類と共生しています。もし私たちの腸内細菌のバランスが崩れてしまったら健康を維持できません、他にも役に立っている菌は沢山います。個人的にはそういった菌類も動物の一部とみなし、「人や動物への影響はある」と言うべきだと思います。

ちなみにラウンドアップのHPにはこうあります
人やペットに安全ですか?
ラウンドアップマックスロード製品は農林水産省登録を取得していますので、動物を用いた実験結果や使用方法などに基づき、安全使用上の注意事項が定められております。よって、安全使用上の注意事項を順守いただければ安心してご使用いただけます。


しかし、沖縄県は一般の雑草に対して2倍の濃度の薬剤を散布しているようですし、散布前に刈り取って土に散布したり、立入禁止措置をしない違反散布を繰り返しており、安全使用上の注意事項を順守いただけていないので、通常の使用とは言えず危険です。
またグリホサート系除草剤の場合、強力な界面活性剤が効き目の秘訣で、ラウンドアップマックスロードの添加剤ポリオキシエチレン獣脂アミンは殺菌性がありグリホサートよりも毒性が強いことを厚生労働省も、メーカー(バイエル・クロップ・サイエンス)も認めています。
(※書物によって「獣脂アミン」「牛脂アミン」の表記の違いが見られますが同じ意味のようです。)そして、こういった添加剤がグリホサートの毒性を100倍も高くする効果があると言われています。
これは農薬全般に言えるようです。例えば毒物指定されている除草剤パラコートをWikipediaで調べると「純正のパラコートに比べると、パラコート製剤は毒性が強く、製剤に含まれている催吐剤や界面活性剤が、かえって吸収を早めているのではないかと指摘する研究者もいる。」
とあり、添加剤との相乗効果を利用しているからこそ、国の毒性評価は製品ではなく主剤のみとしているのでは?と容易に想像できます。
グリホサートか界面活性剤か、どちらの毒性にしても、被害を受ける生き物にとっては同じことですが、メーカーからするとグリホサートの代わりを探すよりも、界面活性剤の方がいろいろと代替候補が探しやすいということです。これはジェネリック商品の多さにも現れていると思います。

P26 Q.2-3 除草剤を使用するメリットは何ですか。
A. 除草剤を使用することにより、コスト削減、景観保全、利便性の向上などが期待できます。 除草剤を使用する利点として主に以下の4点が挙げられます。

コスト削減
通常の草刈作業と比較して、費用や労力を低減できます。

過去記事 除草剤安全使用マニュアルについて その3 本編1~4 で触れましたように、安全に使用するためには、当該地区の植物の状態チェック、刈り払いや周知看板や立ち入り禁止措置、立ち枯れの刈り払いや抜き取りなど、一回の除草剤散布に対して様々な費用や労力が必要です。沖縄県はこう言った作業のいくつかを省き違反を繰り返すことでコスト削減を実現しています。

景観保全
通常の草刈作業と比較して、雑草を根から枯らすことができ、長期間にわたって良好な景観が保てます。

除草剤散布の方が植物が伸びるまでの時間が稼げるのは本当です。しかし現実には立ち枯れた植物を処理するコストはないそうです。結果的に枯死した植物が放置され景観を損ね、次の植物がボーボーに伸びて景観を損ねることで除草剤で枯死した植物が目立たなくなるまで、、、つまり全期間にわたり美観を損ねます。
個人的には雑草1本生えていない植え込みの状態は不気味にしか思えません、歩けないほど雑草が繁茂するのは利用回数が少ないからであり、ごく自然なことです。原因は利用頻度の想定に失敗した道路設計にあります。

利便性等向上
通常の道路の草刈作業は、車線規制や、機械使用による騒音など生活利便性への影響がありますが、その影響を低減できます。

本当にそうでしょうか?
例えば住宅や街路樹のある一般的な道路で、正しい除草剤散布作業の場合どうなるか見てみましょう。

散布前
周知看板の設置、特に道路の場合何キロにも散布範囲が及び、住民に広く周知するためにいくつも看板等が必要です。作業車に看板を乗せて設置作業をするのに車線を塞いでしまいます
近隣の学校や病院などにお知らせ化学物質に敏感な住民や有機農業をやっている農家がないかリサーチしておかなければなりません。
また風速3m以下降雨の予想のない日でないと散布できませんので、当日の気象条件により看板や機材の準備、作業者の予定が無駄になってしまうこともあります。

散布中
トラックを出して車線を潰すのは草刈りと同じです。しかし薬剤の飛散のリスクがあり、窓が開いていたり、洗濯物を干している住宅にはひっこめてもらうようお願いをしなければなりません。
公園・街路樹等病害虫・雑草管理暫定マニュアル(環境省)
住宅地付近では、窓を閉め洗濯物を屋外に干さないこと、乗用車を付近に駐車しないようあらかじめ要請するとともに、散布時に、これらをチェックし、必要であれば、再度、住民に要請する。

ラウンドアップの場合、散布中から当日は立入禁止措置が必要なので、歩道部分にトラロープやカラーコーンなど何かしら措置が必要です、もちろん子供にも解るようような措置でなければ意味がありません。

散布後
散布翌日には立入禁止措置の解除のため、トラロープやカラーコーンなど回収作業で車線を塞ぐことになります。
繁茂した植物に散布するタイプであるラウンドアップの場合は必ず立ち枯れが残り美観を損ねます。沿道の景観維持が目的なので刈り払いでまたまた車線を塞ぎます。

co2排出削減
通常の刈り払い機械と比較して、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を削減でき、環境にも配慮できます。(p.11参照)

散布作業だけをみればCO2削減になるかもしれませんが、結局枯死した植物を刈り払うのに刈り払い機を使うことになるのでは草刈りと比較する意味はありません。そして現場に入る回数は除草剤のが多くなります。どれだけトラックを走らせるのでしょうか?
除草剤:4日(1.看板設置 2.作業 3.翌日の立入禁止措置解除 4.刈り払いと回収作業)
草刈り:2日(1.看板設置 2.作業と看板撤去)

P26 2-4.除草剤の使用は、環境に悪いのではないですか。
A. 除草剤は土壌吸着性や残効性についても審査されており、河川等への流出の防止や短期間での効果の消滅について確かめられています。
また、除草剤の使用により、除草作業も効率化され、作業時のニ酸化炭素排出量も削減できることも期待されています。
農薬登録される除草剤については、土壌吸着性(土壌に残留する強さ)や残効性(効果の持続性)についても厳しく審査されています。用法、容量を守り、正しく使用すれば、河川や地下水への影響や土壌への影響はほとんどないものと考えられます。 加えて、通常の機械を使用した草刈りに比べ、除草剤の散布においてはガソリン等の燃料を使用する必要がなく、草の運搬等が不要となり、効率化が図られます。このことから、全体の除草作業に係る二酸化炭素排出量も削減されることも期待されます。


県が勝手に考えらているだけです。
しかも「ほとんどない、、」です、決して安全性を保証するものではありません。
河川への流出
誰でも直感的に薬剤を河川に流してはいけないのは解ると思いますが、本部町と今帰仁村に流れている大井川のほぼ垂直の護岸に繁茂するススキが一斉に立ち枯れしていたのを見たことがあります。道路から川に向けて散布しなければススキに薬剤が付着しないと思います。
北部土木事務所の道路の管理としての案件ではないと思いますが、道路工事のため業者が散布したのではないかと疑っています、それはそれで北部土木事務所の別の部署の責任です。ラウンドアップの注意事項に「河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。」とありますので、もしも河川に向けて散布したなら重大な違反になるのではないかと思います。
道路工事などを受注した業者に除草剤を使わせるのも問題だと思います。
参考までに、ラウンドアップ安全データシートでは、急性、長期間(慢性)どちらも有毒性が認められています。
環境に対する有害性
水生環境有害性(急性):区分 2(3段階中)
水生環境有害性(長期間):区分 2(4段階中)

川に直接散布しなくても、コンクリートなどに落ちた薬剤は分解されず雨で河川に流れ込むはずです。過去記事で紹介したブックレット『グリホサート』(P45)によれば、カナダ・マッギル大学の研究でラウンドアップの有機リンが水中で分解すると富栄養化が起こり水質汚濁の原因になると言われています。除草剤などで汚染された赤土が大量に流れる大小堀川や満名川の河口部近辺の水質が悪いことにも関係があるように思えます。
そして環境に悪い報告は沢山あります。
スリランカでは土壌のヒ素やカドミウムとグリホサートが結合し汚染が問題となり、慢性腎臓病の原因としグリホサートの禁止に踏み切りました。有機農業ニュースクリップによると、この春、化学肥料の輸入も禁止に向けて進んでいるようです。

その有機農業ニュースクリップのグリホサート関連年表から、最近の報告をいくつか勝手にコピペさせていただきます。興味のある方はサイトの方を見て頂けたら嬉しいです。
グリホサート関連年表
http://organic-newsclip.info/nouyaku/glyphosate-table.html

2021・5月)ドイツのグーテンベルク大学などの研究グループは、グリホサートが甲虫の外骨格を構成する成分に必要なアミノ酸を供給する共生バクテリアに影響し、間接的に甲虫類に害を与え、その減少に関係している可能性があると 発表
2021・4月)カナダ・北ブリティッシュコロンビア大学などの研究グループは、低濃度のグリホサートは樹木に10年以上残留し、特に根に長く残留、散布1年後のラズベリーから検出と発表
2021・3月)米国フロリダ大学などの研究グループは、フロリダ州内に淡水域に生息するマナティの多くが、サトウキビ栽培などで使用されたグリホサートで汚染されていると発表


土壌吸着性や残効性
土に吸着し殺草能力がなくなることと毒性が無くなることは別です。グリホサートの生分解性は遅く、土壌の細菌バランスが崩れたり、有毒物質をだすカビが発生しやすくなるという報告があります。動物実験においても様々な毒性が報告があり、環境に悪いです。
更に散布中にドリフトが絶対にないとは言えず、駆除したい雑草だけに薬剤をかけることはほぼ不可能です。
除草剤安全使用マニュアルについて その6 P21~P38 除草剤に関するQ&A 日本農薬工業会 おしまいに


県道123号線、サクラの木の根元に散布したはずが、ひこばえの葉まで枯れています、ここから有効成分がサクラにも染み込んでダメージを与えます。しかもセンダングサはピンピンしています、随分と雑な散布をしたようです。
もちろんこれくらいでサクラが枯れたりはしないと思いますが、伸ばす必要のないひこばえは切ってしまったほうが良いと聞きます。こういった植栽の手入れも含めて沿道の植栽管理だと思うのですが、コストも全く考えずに植えては予算がないから管理できないというのは、もうやめて欲しいです。日本はこう言った管理コストの計算をせずに作るだけ作ってしまったモノだらけな気がします。そして予算がないことを理由に堂々と除草剤の違反散布を繰り返すばかりで、無駄遣いを減らす努力をしていないのですから、行政の「予算がない」というセリフは違法にして欲しいです。
ちなみに、画像のように植栽桝のサクラの木以外の部分をコンクリートで覆ってしまうケースは時々見られますが、樹木にはかなりのダメージがあるといわれており、このサクラもそれほど長生きできないかもしれません。弱って台風で倒れたりしたら、無残な姿のサクラの撤去作業でまた予算が掛かり、雑草プランターがまた1つ増えていくことになります。
命の使い捨てはやめたほうが良いと思います。

お話が逸れてしまいましたが、土壌に吸着するのは48%の主成分グリホサートの特徴です。残りの52%のうち唯一表示されている添加剤POEAにも毒性があります。
先ほども触れましたが、添加剤(界面活性剤POEA=ポリオキシエチレン牛脂アミン)の毒性についてバイエル・クロップ・サイエンスの研究者も自閉症の原因はグリホサートではなくPOEAだと主張していますし、厚生労働省もそういっています。

厚労省 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2015/foodinfo201526ca.pdf
POE 獣脂アミン(ポリオキシエチレンアルキルアミン)のような界面活性剤は、
主に刺激性のためにグリホサートよりも高い毒性がある。グリホサートを含む除草剤の多量経口摂取による偶発的あるいは故意的(自殺)なヒト中毒事例と、実験動物において一部の農薬の毒性が有効成分よりも高いことは、これら物質の影響に起因している。


POEAは殺菌作用があり腸内細菌叢に影響を与えるのは当然です。腸脳相関と言って腸と脳には密接な関係があることは医学的にも解っています。ラウンドアップが自閉症の原因になるという報告は沢山でていますので、「PDF:除草剤グリホサート/「ラウンドアップ」のヒトへの発がん性と多様な毒性 木村ー黒田純子」や「書籍:タネと内臓 吉田太郎」「書籍:あきらめないunstoppable ゼン・ハニーカット」などネットや書籍などを参考にして頂けたらと思います。

「用法、容量を守り、正しく使用すれば」
以前から、刈り取った後にラウンドアップを散布していたり、「散布しました看板」は置いても立入禁止措置がなされたことはないと思います。使用薬剤の注意事項すら守られていません。
そして恐ろしいことに、このマニュアル(P11、P20、P29)によると一律50倍の希釈で散布しているようですが、センダングサなど一般的な雑草は100倍です。
誤った希釈率での使用は「農薬使用基準:定められた使用量、または、濃度を超えて使用しないこと」を違反しており、農薬取締法の罰則の対象になるのではないでしょうか?
農薬取締法(第47条、「罰則」):「違反した者(第12条第3項)は、3年以下の懲役若しくは、百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。(第50条)法人に関しては1億円以下の罰金に処す
土木業は日本全国税金の利用先の花形産業で、沖縄県の場合は観光と言う錦の御旗の元で、多額の税金が土木業に流れています。「罰金1億で済むなら安いねぇ」と笑われてしまいそうですが、行政が率先して違法行為をするのはとんでもない事だと思います。県民の模範となるような行いをして頂けないなら税金を払う価値が無くなってしまいます。

草の運搬等が不要
薬剤が染み込み汚染した植物の回収が必要です。
ラウンドアップは植物の生育期・花の咲くころに刈り取らないで使用する必要がありますので、3~4週間ほどで立ち枯れた植物が必ず残ります。立ち枯れが残らないような小さな雑草に散布したなら、それこそ意味のない道路管理に税金を垂れ流していることになります。
というわけで、草の運搬等は絶対に必要だと思います。ラウンドアップは土に落ちなければ分解されません。枯死した植物には界面活性剤が付着しグリホサートが染み込んで汚染されていますので片付けるのは当然です。

P27~34 3除草剤の安全性について
Q&A3全般において、ラウンドアップの毒性について触れられていますが、「適切に使用するから安全」と何度も出てきます。しかし現実には除草剤の注意事項も守れていません。
また、どれもラウンドアップ半数致死量LD50=4320という間違った解釈の下に説明がされており、不適切な回答となっています。ラウンドアップのサイトによるとLD50=2000です。4320という数字はEPA(アメリカ環境保護庁)によるグリホサートの経口のLD値でした。
厚生労働省 職場のあんぜんサイト
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/1071-83-6.html

Q&A3-5ではグリホサートのLD50=10000(モンサント社発表)で計算されています。メーカーの発表は自己申告でしかありません。Q&A3-5はマニュアルで初めてグリホサート以外の薬剤が入っている事に触れていますが、ここまで記事を書いてきて添加剤の話題は今更感が強いので触れません。
シリーズ記事その2 序章 でもラウンドアップのLD値について4320の出所が解らないまま書いていましたので、追記しておきます。

P28 Q.3-3 除草剤の毒性は低いと言えるのですか(食品との比較)。
A. 除草剤の多くは「普通物」に分類されており、その毒性は食塩よりも低くなっています。また、現在主に使用されている除草剤は、過去に使用された除草剤よりも毒性が低く、安全性が高まっています。
主要な除草剤の経口毒性LD5O値について、身近な食品等と比較すると下の図の通りとなります。
一般的に使用されている除草剤は、普通物に分類されるとともに、日ごろ身近に摂取している食品と比較しても、かなり低い毒性になることがわかります。
かつては、PCP, MSMA などのように毒性が高い除草剤(両製品とも登録失効)もありましたが、現在はラウンドアップ、アージランなど食塩よりも毒性が低いとされる除草剤が多く使用されています。

除草剤安全使用マニュアルについて その6 P21~P38 除草剤に関するQ&A 日本農薬工業会 おしまいに

・現在よく使用される除草剤としてラウンドアップ、アージランを例示
・かつてよく使用され、現在登録失効している除草剤としてPCP (フェノール系)、MSMA (ヒ素剤)を例示
・食品例としてジャガイモの芽、カフェイン、その他ニコチンなどを例示


LD50=4,320はEPA(米国環境保護庁)によるグリホサートの毒性評価でした。というわけで、「この図をはじめマニュアル内で使われているラウンドアップのLD50=4,320」は、まったくの嘘になります、企業秘密の化学物質や添加剤の毒性、その相乗効果を考えたら確実にLD50=2000以下です。土木事務所や農林水産部の方に「塩より安全」と言われたら、訂正してあげましょう。
農薬取締法では、農薬原体(グリホサート)だけの毒性で評価されるシステムなので、こういった勘違いが起こってしまっています。

グリホサート(LD50=4320)、ラウンドアップマックスロード(LD50=2000)だとしたら、グリホサート以外の残りの52%(水、界面活性剤等)の毒性は桁違いに高いということです。
まさに「毒性評価は農薬原体だけ」のカラクリの見せどころです。厚生労働省の文書でも、グリホサートの毒性よりも添加剤のほうが毒性が高いと書いてありますが、毒性評価は主剤のグリホサートだけ、残りは毒性0とみなされます。

そしてこの添加剤とグリホサートが混ざると毒性が100倍上がるという報告があります。そういった相乗効果を知っているからこそ、現地混用について住宅地通知でも警告しています※。にもかかわらず「原体だけ・・」です。恐ろしい国です。
※住宅地通知(住宅地等における農薬使用について)
有機リン系農薬同士の混用は、混用によって毒性影響が相加的に強まることを示唆する知見もあることから、決して行わないこと。

(グリホサートは毒性学的には有機リン系です)

ちなみにEPAはグリホサート=安全の立場ですが、グリホサート関連年表をみると、
2020年11月EPA(米国環境保護庁)は絶滅危惧種法で保護されている動植物の93%がグリホサートによって被害を受ける可能性があるという生物学的評価案を発表
だそうです。沖縄県にも希少な生き物が沢山いますので、この島でグリホサート系をはじめ除草剤を使用するべきではありません。更に米軍のゴミ問題で大騒ぎになっているにも関わらず世界自然遺産とか恥ずかしいのでやめてください。

次のQ&Aも安全性について書かれていますが。
まず先ほどのLD50=4320は大間違いで、そのうえで計算して死なないなら問題ないと言っています。かなり乱暴な話です。

P29 Q.3-4 除草剤を散布する時などに吸い込んだりすると危険ですか。どのくらいの量を使うと、人体や動物への影響がありますか。
A. 除草剤散布の際に、散布液の霧や気化したものを吸い込んだとしても、
現実的には全く問題ありません。また、多くの量をー気に飲み込まない限りは、致死量に至ることもありません。
除草剤としてよく使用される、ラウンドアップの例を参考にご説明します。ラウンドアップのLD50値は4,320であり、これはラットの体重1kgあたり4,320mgの薬剤をラットに投与した場合、被験体数の50%が死亡するということを意味します。人間に換算した場合、体重50kgの人では、約4000mg X 50kg = 200,000mg となり、約200gの製品を口から飲み込んだ場合に、過半数が死亡するという計算になります。ラウンドアップの重量は1mlあたり約1.5gであるため、約300mlです。
通常、除草剤の散布作業は、製品をさらに水などに溶かして散布します。ラウンドアップを仮に50倍に希釈して使用した場合、300mlの薬剤に対し、15リットルの水が必要です。つまり、希釈した溶剤液15リットルをー気に飲み込まなければ、致死量には至らないという計算になります。
よって、除草剤散布の際に、散布液の霧や気化したものを吸い込んだとしても、(吸い込まないことに越したことはありませんが)
現実的には全く問題ないと言えます。


現実的には全く問題ありません
すごい強気ですが、大丈夫でしょうか?私たちは。
もし何かあっても、「除草剤には全く問題がないので別の原因か気のせいです」と言われたら納得できますか?

グリホサート剤の毒性はどのようなモノでしょうか、日本政府が農薬について最も信頼を寄せている農薬工業会の発表を見てみます。
農薬工業会 農薬中毒の症状と治療法
農林水産省 消費・安全局 農産安全管理課 監修
https://www.okayama-u.ac.jp/user/ishikai/new/H24/6.8/tyudoku2012.pdf
グリホサート剤
消化器症状:嘔吐,咽頭痛,腹痛,下痢,消化管出血,麻痺性イレウス
神経症状:低血圧や低酸素血症による意識障害
循環器症状:循環血液量減少性ショックや心抑制作用による低血圧,不整脈
呼吸器症状:肺水腫,誤嚥性肺炎
その他:乏尿,無尿,カリウム塩製剤では高カリウム血症


そして
ラウンドアップマックスロードの安全データシートの注意書きもコピペします。
4.応急措置
吸入した場合
・空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させる。
・気分が悪い時は、医師に連絡する。
皮膚に付着した場合
・気分が悪い時は、医師に連絡する。
・皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当を受ける。
・皮膚を速やかに洗浄する。
・外観に変化が見られた場合は、必要に応じて医師の診断を受ける。
眼に入った場合
・水で数分間注意深く洗う。
・コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外し、その後も洗浄を続ける。
・眼の刺激が持続する場合、医師の診断、手当を受ける。
飲み込んだ場合
・口をすすぐ。
・患者に意識がない場合には、口から何も与えてはならないし、吐かせてもならない。
・気分が悪い時は、医師に連絡する。

医師の診断が必要なケースも想定されています。しかしこのQ&Aには「現実的には全く問題ない」と2回も書かれていますので、「除草剤くらいで医師の診断を受けるなんて非現実的だ」と言うことです。自分だけでなく、お子様もペットも曝露しないように気をつけましょう。

どのくらいの量を使うと、人体や動物への影響がありますか。
この質問に回答はされていません。LD値の説明だったり少量だから安全ですというだけで、ネット上でもよく見られるパターンです。
LD50は死ぬかどうかです、「文句があるなら死んでから来てください」と言うことで、影響の話ではありません。
先ほど挙げたようにグリホサートの毒性は多岐にわたります。ミツバチや菌類への影響はよく聞きますが、全体としては実験も報告もまだまだ少ない印象を受けます。
ではどれくらいの量でヒトに影響が出るのでしょうか?農薬に臨床試験はないので「わからない」です、また感受性には個人差があり、体質的にあわない場合や化学物質過敏症の方ならごく少量でも重大な影響が出ます。
ラットやウサギを使った動物実験についてはネットにもたくさんありますが、見方に注意が必要です。
とくに厚労省や食品安全委員会など日本の機関の発表はリスク評価により一定の基準値でカットオフ(切り捨て)されます。例えていうならバッサリ四捨五入して「答えは0です」と言い切る感じです。切り捨ててしまうのでどれくらい危険かは発表のしようがありません。
基準値で切り捨てたあとの「安全」をもってきて「毒性を主張する意見に科学的根拠はない」と気持ちいいほどバッサリとやります。
ネット上でグリホサートの安全性を訴えるサイトのほぼ全ては、この「基準値でバッサリ切り捨てたあとの安全」の部分だけを参考にしています。
しかも、ここで述べられている影響はグリホサートだけです。

「毒性評価は農薬原体だけ」以外にも、人事や検査方法などを選ぶ権限のある政府の都合で決められた基準値からでは、現実は見えてきませんが、事故や事件からグリホサート系除草剤の毒性を推測することはできます。

事故の場合
お馴染みの木村黒田純子除草剤グリホサート/「ラウンドアップ」のヒトへの発がん性と多様な毒性〈上〉から抜粋させていただきます。
グリホサートやグリホサートを有効成分とした農薬製剤(以下,グリホサート製剤)はヒトには安全と宣伝されてきたが,急性毒性の症例も報告されている。日本の例では,「ラウンドアップ」を約2リットル、防護具なしで撒いた70歳男性が、足の痛み,紫斑などの急性症状で緊急入院した報告がある。この例では、血管炎性ニューロパチーと診断され、入院時や入院中は歩けなかったが、退院時には杖で歩行できるまで回復した。これ以外にもグリホサート製剤曝露により、リウマチ性関節炎や肺炎を発症した急性障害が報告されている。自殺目的でグリホサート製剤を服毒した例では、急激な低血圧、呼吸困難や代謝性アシドーシス、突発性食道破裂を起こして死亡した症例もある。

事件の場合
2008年の除草剤混入事件
3月26日 東京 男性 ヘルシア 1口 下痢
https://news.a902.net/a1/2008/0406-6.html
4月 8日 兵庫 女性 爽健美茶 不明、飲み残し有り 気分が悪くなる
https://news.a902.net/a1/2008/0408-52.html
4月23日 兵庫 男性 爽健美茶 2~3口 吐き気
http://j.people.com.cn/2008/04/26/jp20080426_87399.html

3件グリホサート系除草剤が、恐らくいたずらにより混入された事件がありました。
しかも4月8日の記事には解説があり、
 グリホサート アミノ酸系除草剤の成分で、同成分を含む市販の除草剤は国内で20種類以上あり、園芸店でも購入できる。農林水産省農薬対策室によると水田や果樹、野菜などの畑で広く使われ、
毒性は低いが、大量に摂取すると嘔吐(おうと)や腹痛、下痢などの症状が出るという。


とあります。ちょっと飲んで被害を受けた方々の症状は何だったと言うのでしょうか、、「毒性評価は主剤のみ」の日本では、やはり「本人の気のせい」と言うことになるのかもしれません。
どれくらい混入したのかは不明ですが、見た目に変化がないほど、2,3口なら飲める程度の味です。もし全部飲んだらどうなっていたのでしょうか?
実店舗に並んでいるグリホサート系除草剤の毒性はグリホサート単体よりかなり高く、少量でも急性症状という重大な影響を人体に与えることは認めざるを得ません。ヒト胎盤由来の細胞の実験で100倍毒性があがるというのも頷けます。

完全な素人考えですが、もし100倍の毒性だったら、先ほど「(50倍)希釈した溶剤液15リットルをー気に飲み込まなければ、致死量には至らない」とあったので、15リットルではなく150ml、原液なら3mlです。小さじ一杯(5ml)以下です。

そしてEPAのいうグリホサートLD50=4320が100倍の毒性43.20だったら完全に毒物(経口LD50 = 50mg/kg以下)です。
比較のため簡単に検索してみましたが、LD50=43.20は結構ヤバいです。
青酸カリ 10
マムシ  16~20
ハブ   54
ニコチン 140

細胞実験の結果100倍の報告を、そのまま経口毒性に当てはめただけの単純計算ですが、例えばアルコールに対する個人差は100倍とも聞いたことがありますので、単純計算とはいえ政府が発表した値だからと言って安全と言い切るのはとても危険なことだと思います。
念のためもう一度言わせてください、これは単なる素人の憶測ですので鵜呑みにされないようご注意ください。しかしどうしても気になったので書かせていただきました。
除草剤の付着したものを飲食して体調を崩された方はいらっしゃいますか?

話を戻しますと、グリホサート系除草剤混入事件の記事によると苦みや洗剤のような味がするそうです。
味の異常や、キャップが緩かったかも?と感じた場合注意しましょう。
これらの事件を受けた厚労省からのアナウンスでQ&Aは〆させて戴きます。普段ペットボトル飲料を購入される皆様は気をつけましょう。
購入した食品について開封されているなどの異常が認められた場合や異味異臭を感じた場合は、摂取せず、保健所等に連絡するよう、国民への注意喚起についてご協力をお願いします。

日本農薬工業会リーフレット (P39~P41)
マニュアルの最後に、農薬工業会のリーフレットがついています
リーフレットは農薬工業会の「刊行物・書籍」のコーナーにいろいろあります。
農薬工業会について少し調べてみました。
〔役 員〕2021年5月19日
・会  長  本田 卓(日産化学株式会社)
・副 会 長  的場 稔(シンジェンタジャパン株式会社)
・副 会 長  溝口正士(日本曹達株式会社)
・副 会 長  藤本博明(住友化学株式会社)
・専務理事 松浦克浩(農薬工業会)
役員5名のうち3名はグリホサート、ネオニコチノイドの両方の製品を販売している企業です。恐らく私の何万倍も頭が良く、信頼も厚く優秀な方々なのだと思います。大企業の偉い人たちが、日々一生懸命働き、場合によっては政治献金などを利用して政府への発言力と信頼を勝ち取っているにもかかわらず、リーフレットやウェブサイトで「農薬は正しく使用しましょう」と何度も言っているのですから、農薬はとても危険なモノだということがよく解ります。コスト削減のために気軽に使ってはいけません、仮にも行政と言う立場で税金を使って違反散布を繰り返すなど言語道断です。

おしまいに
今回のシリーズを書くにあたり、除草剤の危険性、散布についての遵守事項など、新たに発見したことや改めて確認できたものなど沢山ありました。
そしてマニュアルの杜撰さから解るように、農薬の知識の全くない人が除草剤散布を推し進め、マニュアルの中身も碌に確認せずに、「塩より安全」「コスト削減」と言い逃れをしながら土木建築部、土木事務所、業者も違反散布を繰り返していることが解りました。
つまり誰一人として農薬の毒性など気にもせず散布をしているという、恐ろしい状況が続いています。
このシリーズを一生懸命書いて私がキャンキャン吠えた所で、除草剤大量廃棄政策は見直されるどころか、官民一体となって「どうやったら文句言わせず散布できるか?」に走るはずです。何も言われなければ「バレなきゃオッケー」、言われたとしても「ギリギリオッケー」のレベルを果敢に模索してくるだろうと予想されます。

除草剤散布に対して不安がある、やめて欲しいと思われるなら、1件でも多くのお問い合わせや苦情、散布をやめて欲しいというリクエストなど、明確な形で示す必要があります。でなければ除草剤散布にイイネを付けているのと同じです、沈黙は中立にはなりません。
一人で心細いならば知人や友人、ご近所の方と、とりあえず除草剤について話していただけたらと思います。
他のことで価値観があわなくても、除草剤は心配、自分の家の駐車場ならともかく行政が道路一面に撒くのはちょっとね、、、と繋がれる可能性は高いと思います。もし除草剤ファンの方だったとしても、「不安に思っている人がいる」ことは伝えられます。
この辺りのことについて業界団体から見習うべきことは、企業同士はお互いライバルのはずなのに柔軟に繋がり業界団体を作って政府への発言力を高めていることです。
勝利の秘訣は「ライバルと柔軟に協力関係を築くこと」かもしれません。主人公とは会えばいつでも喧嘩している仲でも、いざと言う時は協力して強敵をやっつけるアレです。
除草剤を使って欲しくない私たちも、別のことではライバルだったとしても、もっと繋がって頑張ってまいりましょう。

おまけ
以下は農薬工業会の会員リストになります。

正会員(34社) 賛助会員(42社)
合計76社

グリホサート系除草剤メーカー  21/76
ネオニコチノイド系農薬メーカー 18/76
両方を販売しているメーカー   13/76
※個人的に調べた数字なのでまだ他にもあるかもしれません。
色分けについて
赤、グリホサート系除草剤を販売
青、ネオニコチノイド系農薬を販売
ピンク、両方を販売
扱っている代表的なグリホサート製品とネオニコチノイド系物質を書きました。
フィプロニルはネオニコチノイド系ではありませんが、性質が似ているため書いておきました。
パラコートも大変毒性の高いものなので一応書いておきました。
無色の企業は、その他の農薬や原料、資材、試験などの企業です。

正会員
アグロ・カネショウ株式会社 ジノテフラン
アリスタライフサイエンス株式会社
石原産業株式会社 石原ビマスターJ
井筒屋化学産業株式会社
株式会社エス・ディー・エス バイオテック クサトリーナ
エフエムシー・ケミカルズ株式会社
OATアグリオ株式会社 ジノテフラン (パラコート)
大内新興化学工業株式会社
科研製薬株式会社
協友アグリ株式会社 カルナクス クロチアニジン
クミアイ化学工業株式会社 イミダクロプリド
株式会社 クレハ
コルテバ・アグリサイエンス日本株式会社
サンケイ化学株式会社 マックスター顆粒 ジノテフラン
信越化学工業株式会社
シンジェンタジャパン株式会社 タッチダウンiQ チアメトキサム (パラコート)
住友化学株式会社 草退治シャワー クロチアニジン
ダウ・アグロサイエンス日本株式会社
南海化学株式会社
日産化学株式会社 ラウンドアップ イミダクロプリド フィプロニル(浸透性あり欧州で中止)
日本カーリット株式会社 シャルウィードPro
日本化薬株式会社
日本曹達株式会社
日本農薬株式会社 サンダーボルト007 アセタミプリド
バイエル クロップサイエンス株式会社 モンサントラウンドアップ、ハイロード イミダクロプリド
BASFジャパン株式会社 リプロ液剤 フィプロニル(浸透性あり欧州で中止)
フマキラー株式会社 (無登録 除草王) チアメトキサム
ホクサン株式会社 ホクサンクサトリキング クロチアニジン
北興化学工業株式会社 フルピリミン
保土谷化学工業株式会社
保土谷UPL株式会社
丸和バイオケミカル株式会社 ダブルインパクト
三井化学アグロ株式会社(草枯らしMIC) ジノテフラン
Meiji Seika ファルマ株式会社 フルピリミン

賛助会員(42社)
旭化学工業株式会社
アダマ・ジャパン株式会社
石原バイオサイエンス株式会社
出光興産 株式会社
井上石灰工業株式会社
SCC Scientific Consulting Company Japan株式会社
花王株式会社
クニミネ工業株式会社
小西安農業資材株式会社
ゴーワン カンパニー(在日代表事務所)
三明ケミカル株式会社
サンアグロ株式会社
一般財団法人残留農薬研究所
CBC株式会社 CBCグリホス液剤
シプカム・ジャパン株式会社
白石カルシウム株式会社
住商アグロインターナショナル株式会社マルガリータ
住友化学園芸株式会社 草退治シャワーワイド クロチアニジン
ZMクロッププロテクション株式会社
大日本除虫菊株式会社
ダウ・ケミカル日本株式会社
竹本油脂株式会社
デンカ株式会社
東邦化学工業株式会社
ナガセサンバイオ株式会社
日本乳化剤株式会社
ニューファム株式会社 クサトローゼ
ハヤシ アグロサイエンス株式会社
株式会社ピーアイ・ジャパン
ファインアグロケミカルズリミテッド
保土谷アグロテック株式会社(保土谷化学80%+住友化学20% )グラスジャック微粒剤 メガレンジャーシャワーGT
丸善薬品産業株式会社
丸紅株式会社
三笠産業株式会社
三井物産株式会社
三菱商事株式会社
ユーピーエルジャパン合同会社 
ラスジャパン有限会社
ラボコープ・ディベロップメント・ジャパン株式会社
株式会社 理研グリーン
レインボー薬品株式会社 ネコソギ、こっぱみじんシャワー クロチアニジン
ロンザジャパン株式会社


参考
除草剤安全使用マニュアル
http://okizokyo.org/images/okizoukyou/20171213-1.pdf

住宅地等における農薬使用について(住宅地通知)
https://www.env.go.jp/water/noyaku/mat01.pdf

県民ご意見箱
https://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kohokoryu/kense/kocho/kenmin/gotegen/goiken/index.html

木村-黒田純子除草剤グリホサート/「ラウンドアップ」 への発がん性
PDF:上
https://environmental-neuroscience.info/free_paper/Kagaku_201910_Kimura-Kuroda_correction.pdf
PDF:下
https://environmental-neuroscience.info/free_paper/Kagaku_201911_Kimura-Kuroda.pdf

有機農業ニュースクリップ
http://organic-newsclip.info/index.html

POEAについて
厚労省 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部(厚生労働省の施設等機関の一つ)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2015/foodinfo201526ca.pdf

厚労省 食品安全委員会(EFSAのデータ)
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04370210149

過去記事 土に何日残るの? グリホサートによる土壌の汚染1
https://josouzaigoenryokudasai.ti-da.net/e11689643.html

過去記事 タネと内臓 吉田太郎
https://josouzaigoenryokudasai.ti-da.net/e11612752.html

ブックレット グリホサート
日本消費者連盟ブックレット『グリホサート』\500+送料\160
https://nishoren.net/new-information/13654
過去記事 ブックレット グリホサート 身近な除草剤にひそむ危険
https://josouzaigoenryokudasai.ti-da.net/e11766058.html

<除草剤安全使用マニュアル>
目次
本マニュアルについて (P1)
序ー1除草剤とは (P2,3)
序ー2除草剤の安全性 (P4)
序ー3除草剤に対する県民意識 (P5,6,7,8)
本編
1本県における除草剤等の使用に関する基本的な考え方 (P9)
2除草剤を使用する利点 (P10,11)
3除草剤使用における安全確保について (P12)
4地域別および道路部位別の除草剤の使用方針 (P12)
5適正な使用について (P13,14,15,16,17,18)
6除草剤安全使用チェックリスト (P19)
7除草剤使用履歴記録簿 様式と記入例 (P20)
除草剤に関するQ&A (P21~P38)
1除草剤とは
2除草剤使用の必要性について
3除草剤の安全性について
4除草剤の使用状況について
〔参考〕日本農薬工業会リーフレット (P39~P41)



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